「このエリアに住みたい!でも、どんな土地があるかわからない…。」
家を建てるとき、必要なのは土地ですよね。
でも、そもそも土地ってどうやって見つければいいのでしょうか。
私たちが土地探しで感じたことは、「いい土地は待っていても出ない!」ということです。
不動産会社に依頼しても、やはり能動的に動かなければ、何の情報も得られなかったからです。
自分たちが目や足を使って動いた結果、2カ月で希望する土地に巡り合うことができました。
ここでは、私たちが実際に行った方法とメリット・デメリット、注意点をご紹介します。
方法① 不動産会社やハウスメーカーに行く
家を建てようと思い立ったものの、本当に何の知識もなかった私たちが、まずやったことは、不動産会社に行くことです。
どこがいいのか分からなかったので、よくポストにチラシが入っている会社に行くことにしました。

営業マンから名刺をいただいた後、こちらの希望条件や職業などを話しました。
その後、モデルハウスを2件ほど見学させてもらいました。
最後に事務所に戻り、だいたいこのエリアだと、「こんな土地がこのくらいの値段であります」と何件か説明がありました。
さすがに即決することができなかったので、またいい土地があればお伝えしますと言われ、その日は帰りました。
この不動産会社訪問で感じたメリット・デメリットは以下です。
- メリット
①不動産用語(建ぺい率、防火地域など)を説明があるので、知識を得られる。
②実際にモデルハウスを見られる。自分たちがどのくらいの広さの家を建てたいのか、見学で明確になった。
③現在は更地の土地でも、具体的な間取りと照らし合わせて紹介してくれるのでイメージがわきやすい。
④ポータルサイトに載っていない物件も教えてくれる。
- デメリット
①モデルハウスは予算より高いところを見せられるので理想が高くなる。
②営業マンによってはしつこく電話がかかってくことがある。
不動産会社に行ったことはとてもいい経験になりました。
それ以降、営業マンからたびたび連絡があり、新しい物件の紹介などしてもらいましたが、
いまいち決め手にならなかったです。
営業マンからの提案は希望のエリアから離れていくばかり・・・。
そこで、自分たちで土地を探すことにしたのです。
方法② インターネットで検索する
不動産会社への訪問である程度条件が固まったので、自分達で調べることにしました。
SUUMOやAt homeのポータルサイトに希望条件を入れて検索しました。
出るわ出るわ情報が…!
あらゆる不動産会社が出している土地情報が一気に集まりました。
一方で、先日行った不動産会社の人は教えてくれたのに、サイトには載っていない土地もありました。
いい条件の土地は、不動産会社に直接問い合わせがあるので、わざわざ大手サイトに載せないのだそうです。
- メリット
①簡単
②複数の不動産会社からの情報が集まっている
- デメリット
①実際の雰囲気が分からないので、イメージが掴めない
②売れ残りの土地が掲載されている
③情報の更新が早く、悩んでいる間に売れている
大手サイトで見てみると、自分たちの希望に近そうな広さと値段の土地をいくつか見つけることができました。
でも、デメリットであげた通り、広さや雰囲気って数字や地図、写真だけではわからないんです。
また、「この土地、良さそうだけどずっと掲載されているな…」と思うことも。
そこで次の手段です。
方法③ 自分で出向いて探す

地図を見ながら実際にその土地を見に行きました。これが一番、自分たちにとっては効果的でした。
なぜなら、周辺環境を知ることができたからです。
例えば、広くて値段も手が届きそうと思った土地があったのですが、すぐ前に柵のない用水路があって、これは子どもが落ちたら一大事になるなと思いました。
あとは、下水のにおいが気になったり、煙の出る工場が近くにあるなど、一見良くても、実際住んでみると、困りそうな土地など、サイトで見るだけではわからないことがたくさんありました。
また、サイトに掲載されていない掘り出し物の土地にも出会うことができました。
「売土地」の看板を見つけたら、その場で電話をかけ、メールアドレスを伝え資料を送ってもらいました。
そういう不動産会社は地元メーカーの場合が多いので、HPをチェックして大手サイトに掲載されていない独自の土地を見ることができました。
エリアをひたすら歩いて、調べて、電話しての繰り返しで本当に疲れますし、休日が土地探しだけで終わってしまいます。
お腹もすくので、外食代が多くかかってしまいました…
- メリット
①雰囲気がよくわかる
②掘り出し物の土地に出会える
- デメリット
①時間がかかる
もし、これから土地を自分で見に行こうかなと思っている人がいれば、した方がいいことを少しお伝えします。
・なるべく自転車か徒歩で行く
車で行っても必ず降りて、周辺を散策してみてください。
・日中だけでなく夜も行く
昼間は明るかったのに、夜は街灯が少なくて暗いといったことがよくあります。
・駅やスーパーまでの距離の確認
よく見る「駅まで徒歩〇分」などは、短めに書かれている場合があります。
・できれば周辺の人に話を聞く
勇気が必要ですが有益な情報をゲットするチャンスです。
更地になる前は何があったのかなど聞けると、不安解消に繋がります。
私たちが見た土地の一つは、更地になる前、お地蔵さまと古井戸があった古民家があったそうで少し気になったのでやめました。
時間もかかり大変ですが、一生住むなら必ず土地の周りを散策する方法はおすすめです。
まとめ
どのように土地探しをすればいいのか。
それは、ずばり上記にあげた3つの方法を同時進行で進めることです。
私たちが決めた土地を見つけたのは、エリア内を散策しているとき、草だらけのほったらかしにされている空き地がありました。看板などはなかったのですが、利便性もよく、周りに大きな建物もなく日当たりもよさそうで「ここが売られるといいなあ」と思いました。地元不動産会社をひたすら検索していると、本当に売られていることが分かったのです。
希望の条件が固まれば、大手サイトを見る→エリアに行って歩く→不動産会社を調べる
この繰り返しで希望の土地に出会うことができました。
いい土地に出会うにはタイミングです。
重労働ですが、一生住むかもしれない土地です。近道などなく、根気強く探す必要があるのかもしれません。
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